処理方法のご紹介

使用済み紙おむつ 処理の新技術

紙おむつのごみ処理は幾つかの方法で研究されております。
それぞれの技術詳細は にてご紹介しています。クリックしてご確認ください。

NO. 大分類 小分類 概  要 処理
イメージ
目 的 生成物 処理能力 処理機
メーカー
1-1 粉砕乾燥処理 摩擦熱
処理
対象物を摩擦による熱で乾燥させ重量・体積を1/3に圧縮(フラフ生成)し、運搬・焼却処理を容易にする。フラフを固めて固形燃料化や粉体にしてPPと混ぜてリサイクル可能。乾燥工程は摩擦熱なので熱源不要で、大量に処理ができる。愛知県環境省受賞処理機。 減量・
リサイクル
固形燃料 or 粉体 300 kg/8h サハシ特殊鋼 株式会社
2-1 水溶化処理 分離
処理
分離処理は対象物からパルプを取り出すことで再資源化し針葉樹系森林資源の保護につなげる。
一般家庭から対象物を収集するので、収集コストは従来と同じ。3か所で稼働中。
ほか企業では小型化処理機を開発中。ガイドライン紹介機械有。
リサイクル パルプ 8t/12h XMAC GLOBAL CO.,LTD.
パルプ・ プラスチック 4.94t/日 S社
パルプ・ プラスチック 10万枚/日 T社
パルプ・ プラスチック 調査中 U社
2-2 下水
処理
下水処理は汚物と水分を分離したのち、水分を下水道に流すことで、1/10に減容し運搬・焼却処理を容易にする。
介護施設・病院への設置を想定し実証実験中。ガイドライン紹介機械有。
減量 - 20枚/回
(20分~30分)
株式会社 アースクリーン
開発中 P社
3 熱分解炭化処理 - 対象物を低酸素下で熱分解し炭化させる。
容量は元の1/200~1/500のセラミックパウダーになり、セメントの原料等にリサイクルする。減容効果が高いので運搬時のCO2発生も大幅に削減できる。
処理量は処理機の大きさで変わるが、最小型は設置面積2畳で70kg±10kg/日処理可能な上、安価なので介護施設等で20台以上稼働中。
減量・
リサイクル
パウダー 120kg/日 株式会社 ミヤマテクノス
500L/バッジ、
1000L/バッジ
株式会社 ダイソー
3.5~4㎥/日 N社
4-1 微生物分解処理 トンネル コンポスト方式 微生物を利用し、トンネル内で一般ごみを含め対象物を発酵させ減容する。生成物は固形燃料原料と異物に選別する。トンネルでの発酵・乾燥処理は17日間。
三豊市で稼働中。
減量・
リサイクル
固形燃料 43.3 t/日 株式会社 エコマスター
4-2 減圧・ 発酵・ 乾燥方式 内部を減圧し、沸点を50~70℃に下げ、蒸発・乾燥を促進。好気性土着菌の働きにより、原料内のアンモニア等を分解し悪臭発生を抑制。水分は脱臭後に蒸発させるため、排水処理も不要。1日で殺菌・発酵(脱臭)・乾燥を行う。貫流ボイラーに関して、ボイラー技師の免許は不要。ERS本体の設置・稼働には免許や行政への届出は不要。 南伊豆町にて実証実験中。 減量・
リサイクル
製品原料 (RPF原料、 敷料など) 1t~5t/日 株式会社 JET
5 気圧利用処理 - 水蒸気の力で高温・高圧状態を 作り出し、加水分解作用により 処理を行う。
大量の対象物を短時間で処理でき、生成物は有機肥料の認定も可能で、さらに家畜の飼料化や燃料化も可能。
減量・
リサイクル
堆肥・
固形燃料
3t/日 N社
5t/日、 15t/日 S社
6 化学分解処理 - 酸化チタンを約500℃に加熱し、酸化分解能力を利用して対象物を水(H2O)と二酸化炭素(CO2)に分解するので排出物が出ない。
実証実験中。
減量 - 100 kg/日 A社
使用済み紙おむつ処理機に関しての付帯機械ご紹介
付帯機械のご紹介
NO. 大分類 小分類 概  要 処理能力 処理機
メーカー
1 ペレット生成機 - 粉砕乾燥処理方式を用い、使用済み紙おむつを乾燥させたフラフを加水・加圧して固め、ペレット状に加工する機械。
より運搬・焼却処理を容易にでき、ボイラーで固形燃料として使用するとこも出来る。
開発中 E社
2 ボイラー - 使用済み紙おむつを乾燥させたフラフや、加工したペレットを固形燃料として燃焼させ、給湯や発電を⾏う。 開発中 E社
※詳細につきましては当協会へお問い合わせください。
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